グループで看護研究をやる際のテーマの決め方

病院によっては、看護研究は個人で行うのではなく、たとえば、病棟の同期の3人がグループで担当するというようなケースもあるはずです。
一人で行う研究と違って、このような事例ではどのようにテーマを決めればよいのか疑問に感じる方も多いことでしょう。そこで、グループで看護研究のテーマを決める時の進め方をお伝えします。

複数人のグループでの研究には、個人にはないメリットがあります。初めての看護研究でも、みんなで話し合いながらできることです。みんなでどんどん意見を出し合えば、一人では思いつかないようなアイデアが出てくることもあります。

一方、グループならではのデメリットもあります。仲の良い同士なら問題ありませんが、それほど親しい間柄ではない場合、お互いに気兼ねして意見を言い合えないことがあります。また、誰か一人に任せてしまうということも起こり得ることです。このようなデメリットを解消するために、グループで看護研究のテーマを決めることは、以下のやり方を参考にしてみてください。

テーマを決める際、まずはみんなで業務で感じる疑問などを出し合います。この際、相手の言ったことに口を挟まないことが大切です。「そんなテーマじゃ研究にならない」などといちいち言っていたら、話がまとまらないばかりかお互いに萎縮してしまってアイデアが出なくなってしまいます。お互いに意見はせず、制限時間を決めて、その間はとにかく何でもいいので思いついたことはどんどん話してみる、そして、記録するという方法でやってみてください。